日本語ボラの名刺
2019-03-21


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留学生を中心に外国人の日本語学習を支援する日本語ボランティアが、生活時間における比重を高めている。週1回の地域日本語教室も自分の都合だけではなかなか休みにくく、行きたいイベントをあきらめることもたびたびだ。そんなことで、最近「日本語ボランティア」を自覚する意味もあって、その“肩書”で名刺まで作るようになった。
 しかし、仕事と比べればはるかに緩い拘束なので、畢竟(ひっきょう)空いた日には何をするかという程度の余裕はある。ただし、遊ぶ金はあまり無いので、無料または安価な公開講座を受けてみたり、本やらネット上のコラムを読み、時季外れの録画番組を観たりする。時には“日本語”や韓国語を勉強してみる。関わっているグループでの役割にもとづく仕事も若干あり、時々締め切りに追われることもあるが、誰かに叱られるわけでもないので、ボーッとしていることが多いかもしれない…。
 実際、退職後の5年半をそうやって過ごしてきた。無趣味ではあるが、怠惰にはならない程度の個人的好奇心は持ち続けている。ところが、思いの外にこの社会のシステムが急速に劣化している現状を見ていると、いつまでも、あまりのんびりとはしていられない気分も生まれてきて、これから何をしたら良いのかと少し真剣に頭を悩ませ始めている。
[日本語]

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