言語交換ソングズ
2020-04-29


日曜日の夜、TOKYO FMで放送された村上RADIOの13回目を聴いた。“言語交換ソングズ”と題して歌詞の言語を変えて唄った音楽がいろいろと並べられている。日本の歌手が外国語の歌を、外国の歌手が日本語の歌を、母語に変えたり変えなかったり。中には動物の鳴き声で構成された有名な楽曲もある。
 「The Covers」のような日本人同士の歌ではなく、言葉の違いを超えて音を楽しむことの面白さと、そこに横たわる普遍性のようなものが感じられて、良かった。冒頭、サザン・オールスターズの『忘れられたBig Wave』が流れたときは驚いたが、山下達郎の『踊ろよ、フィッシュ』と併せて英語にそのまま乗るところは、ポップスの王道ならではか。真心ブラザースが唄うボブ・ディランの「My Back Pages」は何も知らずに聴いていたら吉田拓郎の歌に聞こえる。それだけ、あの時代には大きな影響があったということだろう。坂本九の『明日があるさ』のレゲエ版や、フォスター『金髪のジェニー』の沖縄版には南の風が吹いている。
 Radicoのタイムフリーは終了してしまったが、Youtubeでも出ているようなので、関心があればどうぞ…。
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